うたたねシアター

「インファナルアフェア無間序曲」(2004/09/20 テーマ:HEAVY)

胃が痛くなるような、凄まじい人間関係の映画を見ました。「インファナルアフェア無間序曲」。アンディ・ラウ&トニー・レオンの共演でアタクシ的久々の大ヒット香港映画「インファナルアフェア」の2作目。待ってました!1を知らない人のためにチラリ復習をすると...。トニー・レオンは、実は警官なんだけどマフィアに潜入させられ、ヒヤヒヤしながら麻薬取り引きの情報を警察に流して10年。そして、実はマフィアなんだけど警官になり、警察の内部情報を流し続けて10年のアンディ・ラウ。ある時、お互いがお互いの組織で身分がバレそうになり、生き地獄度が加速していく。さぁどんな結末が待っているのか?これが前作。で、今回の2作目は、それ以前のお話なんですよね。2人の若い頃にさかのぼるわけです。なぜそんな危険な場所にお互いが身をゆだねることになったのか。もうねー、1作目以上に、どの登場人物も信じられない!全員が腹に一物を抱えてそうです。あぁ胃が痛い。あっちをたてればこっちがたたず。けどどんな裏切りや冷酷さをみせられても、なんかその行動に納得しちゃう。実はこんな歴史や人間関係があったなんて...心苦しいというか人間臭いというか、そりゃぁ仕方ないわって思える。仕方ないけど、うわぁーいこりゃ辛いなぁ。生き地獄だわ。みんなが悪いんだけど、みんな悪くない。この世にホントに悪い人っているのかなぁ?人は生まれながらにして悪なの?みたいなね。そんじゃそこらのチンピラ映画ではないストーリーの深さ。これこそがインファナルアフェアのヒットの理由だと思う。真正面からうけてハマってますよね、あたし。あ、ほんでから、主演の男の子2人(若かりし日のアンディ・ラウ&トニー・レオン)がめちゃかっこいーーー!完結編の3は来年のゴールデンウィーク公開です。時系列にそってではなく、公開順に見るのがおすすめ。DVD出てるようなんで、ちゃんと1をみてから映画館へGOデスよ!