ぶつぶつ日記

こまきっぷ:初めてのタイ・バンコク4


BACCとビエンナーレ





Bangkok Art Biennale(バンコク・アート・ビエンナーレ)が、バンコクのあちこちの美術館やお寺を舞台に開催中だった。そのうち、行ってみたいなと思っていたBangkok Art and Culture Centre(BACC)でも開催されていたので行ってみた。BACCは、やっぱり建物も素敵だった。美術館やアートセンターの基本だよね、建物自体も美術品であって欲しい。建物に入ること自体がアート体験であって欲しい。

中に入るととにかく広い。吹き抜けの気持ちの良さよ。螺旋状のスロープの壁に展示された作品群を見ながら、次のフロアへ上がっていける。各フロアもめちゃくちゃ広い。すごい。何がって入場料を取っていない。どうなってるんだ。









JAN KATHのラグ












Bangkok Art Biennale2022のテーマは「CHAOS : CALM」
久々の海外で、私の心は「CHAOS : CHAOS」って感じ。とてもじゃないけど冷静に鑑賞できなかったけど。写真もほぼ撮ってないし、作家さんの名前も記録せずに、静かに全部放り出した。海外でアートに触れるのが好きだ。言葉が要らないから。その展示が何を表現してるか、意図通りに汲み取れてないかもだけど、それは日本で見ても同じこと。





PITCHAPA WANGPRASERTKUL のパフォーマンスアート




Kawita Vatanajyankurはパフォーマンスも見てみたかった




Xu Zhen




仮面をつけ、何をどんな思いで見つめているのか












BACCにはhappening magazinのショップも入っていた。インスタで眺めていたものが実在する世界。まさかのKeishi Tanakaのサインが入ったパネルが置いてあった。どうやら過去にここで演奏したらしい。世界は狭い。知らずとも同じ道を歩くんだな。いろんなCDやアートブック、Tシャツ、バッグ、文房具、アクセサリーなどグッズが所狭しと並んでいて、吟味した結果、指輪をひとつ思い出として買った。





BACCの真っ白で広い壁にポツンとあいた窓から覗く、外の景色が象徴的




あの赤いビル、なんだろう




マムアンちゃん





タイといえば、Wisut Ponnimit=タムくん。何度も番組に出てもらっているタムくんのマムアンカフェ。ずっと行きたかった。旧市街地にあったので、お参り散策の流れで大汗かきつつ歩いて行きました。横断歩道の向こう、歩行者信号機にマムアンちゃん発見!まるで海外で知り合いに会えたみたいにホッとした!何なの、この気持ち?!この瞬間、もうマムアンちゃんしか目に入ってない私。









Google先輩によると「車に気をつけて」って言ってるみたい




会いたかったーーーーー








畳席も




大小たくさんの絵がいっぱい。グッズ販売も。




沼にハマったマムアンちゃんです。スイーツもドリンクもちゃんと美味しい。




不思議だよね。日本で見るより、マムアンちゃんは居心地が良さそうだった。この辺りは高い建物がなくて、空が広くて、車はいっぱい走ってるけど、屋外に向けて音楽を流すお店がないから静かで。ちょっと気持ち悪いこと書くと、マムアンちゃんは人気者だけど、このまま消費されないで欲しい。適当に大量消費されず、マムアンちゃんを必要としてる人のハートの大事なところに居てほしい。マムアンちゃんはきっと、こういう、風と日差しが気持ちよく届く町で、犬と猫と一緒に暮らして、お互いの心のことを大切に感じてる。マムアンちゃんはやっぱり日本の子じゃないな、タイの子だ。あぁ、私は本当にマムアンちゃんが好きだ。(わたしはタムくんファンなので、もちろんヒーシーイットも好きです、告白)





また来るね




通りには





マムアンちゃんももちろんのこと、見たことのあるキャラクター(と言っていいのか分からないけど)が、実際にタイにいるのを見ると、心がウルウルした。Alex faceLolayが、大事に屋内で飾られるのではなくて、街中で普通に色褪せていってて良い。(LolayはMINAMI WHEEL 2015のメインビジュアルを描いてくれたアーティストです)





ドンキの前にLolay




Alex face




Alex face




Jackkrit(教えてもらった、可愛い)




この蓮みたいなオブジェが可愛かった。イラストはJackkritっていうアーティストだって。可愛い。ポップアートが突然あったり、宙に高架が交差して、緑も植えられていて、高層ビルもあって、未来都市のように整えられている。一方では、ただ育ち放題の草木、落書きいっぱいのヒビの入った壁、日当たり悪そうなボロボロの平屋、木の根っこが下から持ち上げてボコボコになったままのアスファルト、、、、いろんな意味でバンコクは世界がめちゃくちゃ凸凹だと思った。それをそういうものだとしている感じがした。いいとか悪いとかじゃなくて。





なぜか急にバンコクを感じた風景




初日、ホテルの最寄り駅に降り立って最初に感じたバンコク








旧市街地の川?水路?




このゴミどうやって運ぶの




では次は、旧市街地でのお参りの話に続きます。





その前に。
バンコクには小さなギャラリーもたくさんあるそうで、連れていってもらったのがsarattaというギャラリー。この絵に、なんだか引っかかった。曲線で描かれる人と人や物が、私には何かを交換しているように見えた。
Nuttapong Daovichitr Solo Exhibition「growing in between」





 g r o w i n g
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 b e t w e e n