うたたねシアター

「8人の女たち」(2003/09/20 テーマ:SWEET)

2003/9/20
●テーマ:SWEET
先月号で御挨拶がてらライトなエロコラムを書いてしまいました、土井コマキです。今回のテーマはSWEETですって?甘いもん大好き。映画を見ていてもデザート系が出てくると、ひとくち食べたくなるんですよね。ツインピークスのチェリーパイしかり、アメリ(おっとキャッチ−!)のクレームブリュレしかり。アマデウスでモーツァルトをライバル視しているサリエリの家で登場する白いお菓子がめちゃうまそう!分かりにくい?いまだにあれがなんだったのか分からないけど、とにかく高級なお菓子として登場するんです。ぺろり。さて、こんな私がケーキバイキングに無性に行きたくなった映画があります。アンリシャルパンティエでコラボSWEETSも販売されてましたね「8人の女たち」です。舞台は1950年代のフランス。ある朝、雪に閉ざされたお屋敷で殺人事件発生、集まっていたおばあちゃんからメイドまで8人の女がお互いに疑い始めるという話です。8人の女=8人のフランスの大女優(カトリーヌ・ドヌーヴ、エマニュエル・ベ ア−ル他)が、それぞれ色んなキャラの女性を演じていて、8種類のケーキみたいなんです!次々に秘密が暴露されていくんですが、まるで世界の女事情の縮図を見ているかの様です。色んな人生があります、女には。なんてね。突然始まる歌と踊りのシーンもおもしろい!「歌パートは必要無い」て批判してる人もいるけど、そんなのギャグのない吉本新喜劇みたいなもんです。冗談みたいなスポットライトとか、違和感があたしは大好き。映画というより舞台を見てる感じかな。衣装もセットもかわいいですよ!アメリ好きならこちらも。
ケーキバイキングみたいに、とっかえひっかえフランスの大女優を味わう。けっこうどれもこれも濃厚なケーキです。でも癖になります。お召し上がり下さいまし、シルブプレ。(実際登場するSWEETSといえば、ラスクかなんかくらいなんですけどね。)