ぶつぶつ日記

天神祭

20160729_02


20160729_04


20160729_03


20160729_05



感動した〜。

去年に続いて今年も陸渡御を見ようと、駒鳥さんとこに集合。
最後の宮入りをあんなにしっかり見学したのは、今回が初めて。802に15年もいるのに、初めてちゃんと見学した。駒鳥さんのおかげで知り合った地元の方にお話を聞きながら、じっくり見学。いや、ほんと感動した。たくさんの人に見てもらいたいから、伝えたい。


天神祭の船渡御って、聞いたことあると思うんですが、まずは当然ながら天満宮から川まで陸を進んでいくわけで、それが陸渡御。そのあと川に入って船渡御。最後にまた陸を渡って天満宮に戻ってきて、ラストの天満宮に戻る「宮入り」を、天満宮の境内で。天満宮から出て行く時も、もちろん「始まった〜!」っていう心躍るものがあるんだけど、宮入りは、滞りなく戻ってらっしゃった、滞りなく戻ってこれるように皆んなが真剣に取り組んだ、あぁ、よかった!やり遂げた!という感動がすごいです。



赤い頭巾をかぶった人たちの威勢のいい催太鼓に始まって、だんじりや神輿などなど、次々たくさんの人たちが神様の渡御のお伴をするわけですが、総勢3千人だとか!なかでも私が感動したのが、獅子舞。獅子も何頭もいるんだけど、一緒に踊る「傘踊り」の人たち、竹の角材を手に持って鳴らす「四つ竹」の人たち、そして笛と太鼓の人たち。すごい人数で、天満宮にどんどん踊りながら帰ってくる!500人だって!踊る獅子舞の団体で境内が埋め尽くされます。小さい子たちも神様を先導して一生懸命踊る。何って、特別な人ではなく普通の人たちなんですよね。一般の人たちが一生懸命練習をして当日を迎えて、神様が平安を祈って町中を払いながら無事渡御できるよう先導する。宮入りの瞬間「宮入りするで〜!声出してー!」と、お姉さんが大きい声を出して、疲れている小さい子たちを奮い立たせる。子供たちの掛け声が大きくなる。最後まで一生懸命踊る。泣ける〜〜〜。

いよいよ渡御の中心とも言える菅原道眞公を乗せた車が宮入りして、本殿に戻った時、ここで、1日なんとか保っていた空からパラリと小雨が。ちょうどのタイミング。じんわり感動。最後に燃えるようなエネルギーで鳳神輿と玉神輿が宮入りして大阪じめ。なんなんだ、これは!こんなことになっていたなんて、全然知らなかった。

盛大なフィナーレ。本殿では厳かに神事。



はぁ〜。みんなに体験してもらいたい。こういうの。
日本のあちこちで担い手が減りつつあるというのに、天神祭のこの層の厚さよ。普通の人たちが、普通に参加していて、獅子舞の一団なんて参加希望が多すぎて900人になった時もあり、現在は募集を止めているらしい。素晴らしいですよね。いやー、本当に私は南森町で15年も何を見てたんだ!花火より私はこっちが見たい!


ご縁があって、いろいろおしえてくれた新しい友達に感謝です。
撮った動画見てたら、いつの間にか朝。いつまでも見てられるなぁ。
来年も見に行こう。興奮が冷めない。

 
Processed with VSCO with c1 preset