ぶつぶつ日記

フラカン武道館とスターウォーズ7


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楽しみにしていた2日間。
スターウォーズ公開とフラカン武道館。
翌朝起きたら、白髪になってるのではないかと思うほど、気持ちをそこに向けて過ごしてきましたが、数日経ちましたが意外にまだ大丈夫です。怒涛の年末感。スイッチ切れないです。

さて、フラカン。
とても重みがあった。
「武道館でやるワンマンライブ」らしい重み。

なぜここまで「フラカンが武道館で」に盛り上がっているのか、説明が必要な人もいると思います。結成26年のフラカンは、いわゆる第1メジャー期のようなものがあり、当時、大阪球場でワンマンライブをできたくらい存在感のあるバンドでした。が、そのあとメジャーを離れて自分たちで会社を作って、解散もせずメンバー脱退もなく、地道にコツコツと活動を重ねます。それはそれは、なかなか重いムードになることもあったと想像します。若いバンドに囲まれて。体も心もきつい時があったでしょう。そうして「フラカンのライブがすごい」とライブハウスで対バンしたり、目撃した後輩バンドたちから口コミで再び人気に火がつき始めます。おそらく皆さんがライブで盛り上がる曲、聴くたびに涙を流す曲・・・たくさんの曲がこの時期に誕生しています。

2004年に発売された「深夜高速」。この頃、私はもうミッドナイトガレージをやってましたから、スタッフとこの曲を聴いて、何度も心うたれました。夜中にオンエアするたびにラジオの前でたくさんのリスナーの方の胸を熱くしているのも感じました。紛れもなく名曲です。すぐにヒットしたわけじゃないけれど、再びメジャーレーベルと契約したのち、この曲をたくさんのアーティストがカバーするトリビュート盤「深夜高速 -生きててよかったの集い-」が発売されました。新曲でもないし新人でもないけれど、802ではヘビロになりました。2009年の事です。

たくさんの季節を生き抜いて、フラカンが武道館に挑戦、完売。
1曲目は「消えぞこない」。奇跡だなって思ったけど、奇跡なんかじゃない。やめずに続けてきたから、諦めず努力してきたから今日がある。すごく当たり前のことだけど、まっとうな結果。地道って文字どおり、1歩1歩、地に足のついた道を歩いてきたんだもの。

「はぐれ者讃歌」でおそらくみんな1回目の涙。「深夜高速」「終わらないツアー」「ロックンロール」「東京タワー」「サヨナラBABY」あげたらキリがないけれど、2015年の年の瀬に武道館でフラカンを見ている事実に、勇気付けられる。私も自分の歌を歌おう。道はどこかに続いている。

「いつもどおりやる」って自分たちに言い聞かせるように、何度も何度も繰り返すMC。その言葉通り、いつもと同じライブをやり遂げたフラカン。「武道館ってとても素敵なところだけど、いつもやってるライブハウスも、本当に素敵なことがいっぱい起きるところだから、ぜひライブハウスにも来てね」という内容のMCに、恐ろしいほどの説得力を感じました。


ライブの後、少しだけ話せたのですが、グレートさんの第一声は「802は本当クレイジーだよね」!いやいやフラカンがクレイジーなんですよ。ダメ元で、投げてみたクレイジーなアイデアに乗ってくれるんですから、フラカンは相当クレイジーだと思う。802とフラカンの蜜月ともいうべき、仲良しな季節は、ここから先も続いています。きっとね。そして、来年はフラカンは全都道府県ツアー!ついていかなきゃ。



「苦しい場所からヒーローは生まれる」とは、尊敬する写真家さんから最近聞いた言葉です。この時は、違う人の話をしていたのだけど、フラカンもそうかもな、と思ったりするわけです。



今夜のガレージで、武道館ライブ音源を数曲オンエアできます。
お楽しみに。



↓フラカンの「夢のおかわり」を撮った写真家の濱田さんが、撮ってくれた!!

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そしてスターウォーズ。
スターウォーズマナーに則った、でも、やりすぎない。
愛に溢れた新章の幕開けでした。
物語の中でも、映画界というリアル世界でも、
伝説がここからまた始まるんですよね。
パンフレットを読んでいて、撮影現場を想像したら、それだけで興奮してしまう。
スターウォーズというレジェンドに魅せられた人たちと、
当時のレジェンドを作った人たちが集結して、新しい物語を作ろうとしている。
スターウォーズの覚醒というべき事件。
新しく作り直したミレニアムファルコン号に、年老いたハンソロが乗り込んだ瞬間、
誰もがきっと心の中で、惑星がぶっ飛ぶような爆発を感じただろう。
チューバッカの新しいコスチュームは、予想より傷みが速かったんだとか。
というのが、全員が抱きついてきたから!
愛が溢れてる、愛が溢れてる、愛が溢れてる!

スターウォーズは私の人生の一部だと思うけど、
観客の私たちも、楽しみにしている、見る、という行為で、
十分スターウォーズの一部なんだ!

言いたいことはいっぱいあるけど、公開されたばかりだし、
ここでは言わないでおこうと思います。
ご覧になった方は、水曜エキスポ映画部までメッセージお待ちしています。

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↑横浜のそごう美術館に行ってしまった。7の撮影現場の映像に涙しました。
↓エレベーター内、ベーダー卿のブレス音が流れてましたよ。

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