OLD LETTER FROM LONDON


以前、土井印で紹介した「活版印刷」。
簡単にいえば、文字のハンコを並べて、紙を押し当ててガシャンと刷る、
昔ながらの印刷方法です。
たとえば「土井」なら「土」「井」の2文字を並べるわけです。
それを1枚ずつ手刷りする、少し、よれたり、かすれたり、が、また味があって可愛い、
今のプリンターでは絶対に出せないぬくもりやら、味があります。
その活版印刷を使ってロンドンで活動しているステファン・ケニーさんの
日本で初めての展示「OLD LETTERS FROM LONDON」をDMO ARTSで見てきました。
ステファンさんが使うのは、活版印刷の原点と言われる1800年代~1900年代の ヴィンテージ・ウッドタイプとプレス機。
様々なレトロなフォントの文字がごちゃまぜで使われていて、その絶妙な配置・組み合わせがオシャレ!
しかも今回は、日本のアーティストとコラボレーションした作品展なんです。
日本人アーティストがセレクトした言葉を、
ステファンさんが色んなフォントを組み合わせて配置して印刷して、
さらに、言葉を選んだアーティストが、その上に手を加えて完成させる...というもの。
この組み合わせがまた気が利いてる!
中でもイチバンのお気に入りは、
「troubles melt like lemon drops」
(問題はレモンドロップみたいに溶ける)
そこに、滑らかな細い線で女の子が描かれている。
欲しい~これ欲しい~
しかも実際にステファンさんに教えてもらいながら、
ヴィンテージの活版印刷機を使って、
オリジナルノートに自分のイニシャルを入れる体験ワークショップがある!
こんなこと、滅多にない!ってことで、参加してきました〜。
ステファンさんにセットしてもらって...(耳の鉛筆が可愛い)

がっしゃんこ!試し刷り成功!

これくらい?これくらい?ニュアンスで話してます。

もっともっと!と言われ、体重をかけようと両足浮いてバタバタ...!

ぜんぜん刷れなくて、結局ステファンさんにやってもらってしまった。苦笑。

大阪は終わっちゃったんだけど、
次は6/15〜7/15に、東京のPaul SmithSPACE GALLERYです。
ぜひ。