うたたねシアター

「藍色夏恋」(2003/11/20 テーマ:Relax)

誰がそんなことを決めたのかしらないけど「夏=恋愛」らしい。今年はあなたの身の上に色恋沙汰はありましたか?ときめくような事、最近とんと御無沙汰かもなぁ〜。例えば...自分の部屋でお茶を飲みながら、ゆったり過ごす週末。ダーリンと昔のアルバムを見る。思い出話をきいてもらいながら。初恋の人、やっぱりおもいだしちゃうよねー。「藍色夏恋」は初恋の頃を思い出すキュっとしちゃう映画です。主人公は高校生の仲良し女の子2人組と、そのうち1人の女の子が憧れている水泳部の男子。上手く自分の気持ちを伝えられない微妙なお年頃ゆえに、ややこしい関係になってしまうわけです。恋なのかなんなのかよく分からない、こそばゆい気持ち。友達が好きな子を好きになってはいけないし...なんて今じゃ全くありえないけど、当時はそれが暗黙のルールで先に発表したもん勝ちみたいな。懐かしいなぁ。あのころは、なんかもっと色んな事にまっすぐやったなぁ。...てな具合に思わず昔話をしたくなる映画です。台湾とフランスの合作で、憧れの君の役のチェン・ボーリンは83年生まれ、台湾のキムタクと言われている俳優さんで、かなりの爽やか好印象ボーイです。「恋する惑星」の頃の金城武にどことなく雰囲気が似ているような気がします。あと、この映画に関してはイメージサントラ「藍色夏恋the album」も良いです。映画で使われていない曲もたくさん収録されているんだけど、ドッジ−なんて入ってるんですよ!キラキラしすぎてまぶしくってCDききながら目を細めてしまいそう。クラムボンの郁子ちゃんの初ソロ音源もすがすがしくて素敵です。どの曲も映画の中で私を切なくさせるアイテムの1つとして重要な位置にある<自転車>を連想させます。そう、自転車も夏もむやみやたらと切ないキーワードです。あたしだけかな?そんなことはないはず。しかし、リラックスして回想して切なくなるとは...もう若くない証拠かも(涙)