あおによし
奈良に取材でした。
あおによし。青丹良し。奈良の枕詞。
青は緑色
丹は朱色
緑と朱が美しい...あおによし。
奈良といえば、あおによし。
あおによしと言えば、奈良なのでした。
盆地ならではの蒸し暑さの中だけど、どこか清々しい。
またお茶を運んでくださった巫女さんの涼やかなこと!
大きくてまるい薄紫の花かんざしをのせて、音も無く静かに。
香りでいうと、香水ではなく、お香のような、清潔感のある気配。
かんざしの大きな薄紫は、藤の花なのだそうです。
1300年前から同じ景色を持ち続けている春日大社。
そして奈良というまち。
ずーっとずっと昔から、地続きの歴史上に私は生きている。
当然なんだけど、普段感じないことを実感出来る。
どこまでが歴史的事実で、どこからが言い伝えなのか。
その境目が曖昧になる、まほろば感。
じっくりと奈良について、あれこれお話しますね。