ぶつぶつ日記

木版画


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ようやく、やっとのことで、
池田修三展「センチメンタルの青い旗」を見にいけた。
感動した。泣きそうだった。
どの子も連れて帰りたくて、作品集を迷わず買った。

木版画家・池田修三さんの産む女の子、男の子、母、動物、怖い子。
レトロでポップで本当に可愛い。
多色刷りの色合いもたまらない。

でも可愛いだけじゃない。

絵の持つムードと、
それが、一刀一刀、コツコツと彫られた版画であるということ、
そして、
修三さんの地元秋田では、昔からあちこちに修三さんの作品があり、
長い間、普通の人の暮らしの中に溶け込んできたということ。


今の時代に必要な「モノの考え方」がなんなのか、
とても分かりやすく多くの人の心に届くメッセージがあると思いました。




セーラー服の女子高生2人組がニコニコ見ていました。
「可愛い」以上の何かがジワリジワリと彼女達の心に滲んでいけばいいな。


入場無料です。
ぜひ見てください。






しかし、あれだ。
私の周りでは、地方(大阪も含め)や、人との関わり方、
そういうところから生まれるスペシャルなものに、多くの心が向かっている。
政治の話なんかじゃない。
小さな世界で、自分の手が届く範囲で、自分で作れるもので、循環させる恵み。

そして、彼らの感受性と編集能力のおかげで、
アタマの悪い私も色々気づかせてもらえる。