ぶつぶつ日記

ダーク

明け方の、蝉が鳴き出すまえの
青白い時間がすきです




深夜は
深夜の深夜らしからぬ明るさが怖い
まっくらな光が届かない深海で、手元だけ白々と照らし出す不気味な灯りのよう


街だなあ




生温い空気が
茶色くて薄い封筒を持つ手に触れて
グリーンに囲まれた一軒家から犬の遠吠え
団地から赤ちゃんのヒステリックな鳴き声
窓の下は走る猫と追いかける猫


こころが
わさわさする
なんとなく




嫌な予感を呼ぶ深夜です