ぶつぶつ日記

かりんとうを思う

最近ずーっと本ばかり読んでいて
色々おもしろいものに出会えてて楽しいのです。


そうそう、水木しげるの幼少のころの出来事を
徒然と綴ってある本を読みました。


ガキ大将でやんちゃばかりして
勉強はしないし廊下に立たされてばかりの子供だったみたい。
でも、すごく面白くて。
妖怪の存在をいとも普通のことのように教えてくれる
「のんのんばぁ」というおばあさんが近所に住んでいたんですね。
だから、自分が知らない理解できない世界が隣にあるのだと
子供のころから、当然のように信じていたそうです。
なるほど。
だから、へき地に戦争で行ったときも
普通に分からない世界を受け入れることができて
帰ってくれるなとネイティブの何チャラ民族に言われるほど
仲良くなっちゃったらしい。
なるほど。
なんか、そんなでっかい世界じゃなくても
自分には理解できない音楽を好きな人がいても
もっと大きい心で受け入れてあげれたらいいなぁと
ちょっとだけ思った。でも、たぶん無理。


で、勉強をしなかったのは、勉強する暇がないほど多趣味だったのだと!
どういう言い訳やねん。
おもしろすぎる。
とにかくひとつのことにハマると飽きるどころか、凝りに凝る。
紙相撲のハマり方もハンパない。
実際の力士に体型も似せたものを作り、
幕下から順番に、毎日ちゃんとやるわけ。
勉強などのために神聖な「場所」を休むわけにはいかん、と。
他にも動物の骨集めとか、色んなヘンテコ趣味が載ってて
まぁ、それは読んで頂いたら分かるので、今日のところは省略。


テストのエピソードかすごくて
「鶴が何羽、亀が何匹います、足は何本?」なんて見ると
亀の甲羅のことを考えてしまって、空想が空想を呼び
考え事をしてたらテストの時間が終わってしまった、とか。


私も何でもない考え事はよくするほうだけど
ここまでじゃぁない。と、思う。


今日は802の新年会だったんですが
ドンツクドンツク、4つ打ちの低音が響き
大人数がアチコチで盛り上がって喋り倒している現場が
実はとても苦手なのです。
ぜんぶひっくるめてでっかい塊みたいで
何も耳に入ってこない感じ。
そんでもって立食のパーティは居場所に困る。
さらにノロマな私は食べ物にありつけない。
おなかすいたなぁと思って、家の机に置いてきたかりんとうの事をボンヤリ考えてたら
「土井ちゃん!ドイちゃん!」とまわりが言ってることに気付いた。
こんな場所で名前を呼ばれることなんて、あまりないので何事かとびっくりしたら
どうやら抽選会で、何かが当たったらしい!
前にでていくわけだが、こういう抽選で物が当たった事が人生初でして
冗談じゃなく足が震えました。
しかも・・・・ずっと欲しかった加湿器!!!!!
びっくり。
私なんかが、こんなええもん当たっていいんだろうか。
パーティを盛り上げるような協力を何ひとつせず
かりんとうの事を考えてた私なんかが!




バチが当たらん事を祈ってます。
明日の曽我部恵一ランデヴーバンドのライブのため、前乗りしていた加藤くんと
帰りに待ち合わせて心斎橋でお茶したんだけど
ビールおごりました。いちおう。なんかそうでもせんとバチあたりそうで。
ラッキーを独り占めしちゃならん。




そんなこんなで、かりんとう食べながらコレ書いてます。
エアコンが来たときも、部屋が近代化した感じがしたけど
加湿器がおいてある我が家は、もはやセレブな感じ。
セレブの格付けが世間にくらべ、異常に低いです。


明日は良いお知らせをします。
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