ぶつぶつ日記

スモゥルフィッシュ

この際、照れくさいのは、なんとかねじ伏せて
好きなのダを解放してみます。
そう、この土日、やっと見れたスモゥルフィッシュのこと。




色んな魅力的な音楽があるでしょう?
それぞれの魅力があるから、
私は好きなアーティストを挙げだすとジャンルが定ってなくて
話してる相手に、不審な顔をされることもしばしば。
わたし独自の基準があるんだけど、それは言葉にできない。




例えば
見たことのない景色を見せてくれる音楽は素敵。
それって贈り物のようなもの。目を輝かせてしまう。
そして
いつか見た風景を思い出させてくれる音楽もある。
それはそれで、気持ちに寄り添ってくれる感じがして私は好き。
使いこんだ手ぬぐいみたい。手放せない。




どのアーティストが、どうカテゴライズされるかは
人それぞれだと思うけど、
私にとってスモゥルフィッシュの音楽は、後者なんですね。
置き去りにされて白黒になってたココロの写真に
次々鮮やかな色が浮かび上がる。
なつかしいとか、そういう言葉で片付けるのは無理があって。
なんだろな、これ。
つまりは、好きなんだな。




そうして、初めて見たライブは、CDよりもダイナミック。
すごく楽しそうで良かった。収まってない感じが良かった。
それでいて、1曲の中で、ちょっとゆっくりになったり、ちょっとためたり、
そういう聴いてて気持ちいいことを、気持ちいいタイミングでしっかりやってくれて
丁寧で親切でいいなぁ〜って思った。
演奏してても、その間合いがまた気持ちいいのだろうなぁ。


まぁ、とにかくワタシ、すっかりファンなのです。




そんでもって実は、モナレコード行さんの御好意で
京都nanoまでスモゥルフィッシュ号で御一緒させていただきまして。
出会いがしら、さっそくお待たせしてしまった焦りと
「あのCDの人なんだ」ってドキドキとがワタシの中で混沌としていて
色々どうにか取り繕おうとすればするほど
ワタワタして、ドヘへ全開で、汗もかくし、もうなんか私最悪で…
同い年の人がいるってだけで気持ちがラクになるんだけど
時々発揮される卑屈ぶりや、どーでもいい会話や、
繰り出される笑顔笑顔笑顔笑顔に、ワタシも初対面と思えないほどくだけてしまい、
浮き足立って、しなくていい話をいっぱいした気がします。
そして勝手に急激に近しい感覚に陥って
日曜日インストアあと、お別れの時には本当に名残惜しい気持ちになりました。
また来て欲しい。
また見たい。


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あぁ、こういう名残惜しさ、ずーっとなかったな。
初恋との最後の夜。神戸の夜。
ニンマリしながら西山君と握手した、あの夜のかんじだ。
もちろんあのときの「遠くに行ってしまう感覚」は、無い。大丈夫。


ずーっと忘れてたこの感じだけど、最近、時々めぐりあう。嬉しい。
そういうアーティストとの出会いがあるというのは
ガレージ5周年の秋にむけ、喜ばしい現象だと思う。
もっと言うと、わたしの人生にとって、本当にかけがえのないことなのです。
タイミングと人と人とのつながりに感謝。


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