おいでよどうぶつの森(2006/5/2)

丹波篠山の友達の実家におじゃまむし
のーんびり 。。。。。。。
世の中の大半の人に比べると、いつものんびりしている私だけど
ここはケタがちがう
暑さも音も食事もすべてがマイルドだなぁ
子供の頃のことをいっぱいおもいだした
つみたての山菜や、朝掘りのタケノコを、庭で天ぷらにしていただきました。
友達のお母さん達が、揚げながら山菜の名前をいろいろ教えてくれたけど
おぼえられないー。
外国語と同じくらい、まったく触れたことのない名前・・・
ひとつ覚えたのは、「こごみ」だったかな?おい、あたし!だったかなって、それって覚えてないやん!
とにかく「こごみ」というのはシダで、くるくる巻いたカタツムリくらいの大きさ。
シャキシャキした食感も好きだし、味もアスパラガスっぽかった。おいしい!
そんでもって、自家製のコンニャクのお刺身も、ナチュラルな固さで瑞々しくておいしかった。
もともとコンニャクは大好物だけど、コンニャク感がかわるおいしさ。
タケノコもタケノコ自体の味を思い出させてくれるかんじ。
普段食べてるタケノコって、もしかしてタケノコ風味の別の食べ物なのではないかと思うほど。


夜御飯までのあいだ、散歩に行きました。
たんぼの横を通って裏山へ。
田植えをしたばかりの田んぼは、水がはってあって、青空や脇の草花を映していました。
子供のころ田舎で育ったので、山登りは楽しい。
足の裏に感じる落ち葉のクッションのフワフワ。
枯葉のちょっと香ばしい匂いと、落ち葉の下からにじみ出るちょっと湿った土の匂い。
木々が高いところでふれあっている音、色んな種類の鳥の鳴き声。
すんごい金色に光るキノコを発見!見るからに悪そうやな〜。意地悪い光り方。あはは。
年代の違うみんなで囲む、晩ごはんの食卓
お風呂上がりに、布団のうえで食べるアイスクリーム
窓に張り付いてるんじゃないかと思うくらい、近くで聴こえるカエルの大合唱(サラウンド)
ぜんぶが全部、なつかしくて優しかった。
帰るところがあるというのは、幸せな事だと思いますよ。

帰りに寄った大福堂で食べた、ごぼうもち、くるみもち、しぼり豆!
お母さんがおみやげにと下すった、もちろん自家製のフキ味噌、黒豆茶!
これがまたおいしいです。
さっそくいただいてます・・・。ありがとうございました。
部屋中が黒豆茶のこおばしい香りに溢れてます!しあわせ。
なんか食べ物のことばっかり書いてる気がするけど
それほど「食」というものを、ひいては人としての営み全般を考えさせられたのですよ。
もしも、私が篠山に住んでいるなら、どんなふうにして毎日暮らすのかなぁ。
本ばっかり読むかなぁ。
山歩きばっかりしてるかなぁ。
う〜む。
どっちにしても、自分の中身がギューッと詰まりそう。
一見のんびりしているようで、実は田舎暮らしはアッというまに1日が過ぎる。
でも、町のようにアクセクしてないから、そう、やっぱりマイルドなギュウギュウぶり。
強風がふいても、鳴る音が自然の音なんだもの。怖さがない。(いや、正確には怖さの種類が違う)
あのまま、ずっと田舎に暮らしていたら、そうだなぁ、興味が流れる自然の法則に身を任せて・・・
ピアノで弾き語りに挑戦?
それとも宅録ちゃん?
もしくは音楽ライターとか?雑誌編集とか?
どっちにせよ、もっと専門分野がある私に成れていたかもしれないな。
そんなの言っててもしかたない。
ひとまず、黒豆茶にお湯を注ぎ足して、音楽をかけて、
明日のファンキーマーケットで配るフライヤーを書く事にします。
よっこいしょ。