ふたり
いっぱい喋った。
人生初の川床は、予想よりも静かで良かった。
ちょっと暑さがマシだったからね。風も少しあったし。
そう、いっぱい喋った。
あやのちゃんとは、根底的に違う部分があるんだけど、
思いがけないところで似ていることが判明した。
あやのちゃん曰く、私の前世は巫女さんらしい。
そういわれると、そんな気もしてくる。
・ ・ ・ ・
人との距離感についてよく考えている。ここ数年。
全く何のストレス(我慢や不安や緊張なども含め)もない関係なんて、あるのかなって、最近は思う。
譲り合って、負けあって、そういうのが、思いやりなんじゃないかなぁとか。
私はある意味、とてもワガママだったと思うのだ。
私は大切な人たちに対して献身的なようで、実は、自分にも与えられることを無意識に待っていた。
誰もが、大切な人に対しては、自分と同じ濃度で向かい合うものだと思い込んでいた。
だから、私のことを大切に思ってくれているであろう人が
私と同じ濃度で接してくれなかった場合、
または、同じ濃度を私が感じ取れなかった場合、
勝手に、とても傷ついた。
人それぞれ、気持ちの表現の仕方は違うのにね。
勝手に濃度の差を感じて落ち込んでしまいがちだった。
それは、ある意味で、私のワガママだったと思うのだ。
なんか言いたそう。しっとりしてた。汗?