ぶつぶつ日記

こまきっぷ〜佐柳島、ネコノシマホステル

おはよう、佐柳島。おはよう、ネコノシマホステル。

やっと行けた。
廃校になって20年以上放置されてた小学校をリノベーション。猫と海だけ。
ネット環境も心許ない島の、ネコノシマホステル。













夜明けがとても良い時間やったなぁ。


このネコノシマホステルは、実はエキスポ映画部レギュラーメンバーだった駒鳥文庫の駒鳥さんが、夫婦で引っ越してオープンしたんです。2017年の夏のこと。駒鳥家のお墓があったこの島で、たくさんのハードルを乗り越え開業した、駒鳥さんらしいこだわりがあちこちにある、ホステル&喫茶店です。




















↑ドアノブ好きなもので
↓駒鳥文庫にあったアレ健在










閑散期の平日ということで宿泊は私だけ。なので駒鳥夫婦と3人、図工室の机だったという、どっしりした大きなテーブルを囲んで、ゆるゆる晩御飯。島のお母さんが目の前の海でとって湯がいて持ってきてくれたワカメとか、同じく作って持ってお裾分けしてもらったポテトサラダとか。ほっこりする晩御飯。これまでの話を聞きながら。

二人は本当に真面目に島のことを考えていて、柔らかいけれど言葉に迷いがなく、大阪にいた時と印象が変わりました。もちろん良い方に。さらに嫁が大きい声でゆっくりだけどハッキリと話す人になっていて、ほんと島に引越しして良かったなぁって感動しました。











佐柳島に住んでいる人たちがいる間は、フェリーが運航を続けられるといいなあ。そのためにはフェリーの利用者が増えるか、せめて減らないこと。そのためには訪問したくなる何かが必要で、ネコノシマホステルはめちゃくちゃ貢献してる。と思った。


猫好きの人は猫がいるだけで幸せかもだけど、わたしは別に猫好きなわけではないのです。でもすごく面白いなと思ったのが、住猫と住人の関係。だから、おばあちゃん達の目を通した、猫たちのマップ作って欲しいな。
猫の縄張りみたいなの知ってたらもっと滞在が楽しいかも。港からホステルまで15分ほど歩くうちに、猫ルールみたいなのを感じたんですよね。似たような猫のグループが、ずっとついて来るのかと思いきや、あるライン以上はついてこなくて、次の猫が現れたと思ったら同じような顔の猫が続々現れるという具合。なんだアレ。猫の家系図てきなの教えて欲しいな。出会う猫と照らしあわしたら楽しそう。
あとは、おばあちゃん達の猫人形展やって欲しい。住猫をモデルにしたやつ!展示は島に行くキッカケになるから。


展示やイベントを開催して、島外から人が来るのはいいけど、集まりすぎてフェリーに住民が乗れないほどになってしまうと、それはそれで問題だから、色々難しい。とはいえ、島のおばあちゃん達が生き生き出来るような企画ができたら、良いこともあるのかなと思ったり。余計なお世話なのかもしれないけど。




そうそう、島でもお参りしました。大天狗神社。
なかなかの階段を登らないといけません。スニーカー必須です。
山道ならぬ参道からの絶景。すごい!















鶯がないてました。

駒鳥夫婦の、島では鳥の声で季節を感じるという言葉にグッときた。島のおじいちゃん、おばあちゃんたちと仲良くやってて、、、というより、すっかり島の人。凄く安心した。
ネコノシマホステル、また泊まりに行きたいなー。ほんま。

駒鳥夫妻、また逢う日までお達者で〜。










【ネコノシマホステル】
http://neconoshima.jp

【注釈】
ネコノシマホステルのある佐柳島へは、香川県の多度津港からフェリーで1時間。多度津港へはJR多度津駅から徒歩15分ほど。ちなみに島に渡ったら、ネコノシマホステルへは徒歩15分ほどですから、小さいフェリーですし島には車を持っていかないで大丈夫。多度津に停めておきましょ。

島の猫たちに餌やおやつをあげるときは、事前に買って持ち込むほうがいいです。あと、道の真ん中であげると交通の邪魔になるので、気をつけてください。のんびりしているので忘れがちですが、島も車は走ってます。