ぶつぶつ日記

こまきっぷ、初めての福岡






そんなわけで、みんなに誕生日にプレゼントして貰ったピーチポイントを使って、福岡に行ってきた。ずっと行ってみたくて、なかなか行けなかった福岡。目的はライブ2本。











ドレスコーズ!今回のツアー、絶対見逃してはいけない気がしてた。ぐあーーー。ついに奴は、やりよったでー!他の人じゃ成立しないことやりきってる。絶対このツアーは見なきゃダメですよ。愛おしく、悲しく、美しく。エディットピアフみたいだった。臭くならない、過剰に足さない、これは志磨くんにしか出来ない。
他地区ということで感激ひとしお、珍しく写真撮ってってお願いしました。あは。

ドレスコーズのおかげで、福岡のロックなDJさん、くりぜんさんにも出会えました。嬉しい。




そして、これまた大阪でみれないんだけど、絶対見逃したくなかったD.A.N.ワンマンを。ある意味これこそがクラブミュージックなのではないかと。知ってる曲でも知らない曲でも関係なく、とにかく演者に任せて身を委ねていたら気持ちよくさせてくれる。すんごい上手いクラブDJみたいだよね。しかも、それを生演奏ですから。驚異の3人編成が完成した感じ。アルバム楽しみですがな。
あんなライブ見せつけといて、なんや愛らしい。













そして空き時間には、福岡で行きたかったところにも出かけた。


福岡について一目散に八女市まで。途中、久留米で電車からバスに乗り換え。チェッカーズが子供の頃のアイドルだった私は、乗り換えだけで脳が活性化。

八女市のお目あては、森道市場Youtube liveで出会った、白水さんの「うなぎの寝床」。設えも、スタッフの方の応対も、確かな手ごたえがあるけど涼やかで、ちょうどよい温度。心地よさ。
もんぺ博覧会、のれんの向こう側は膨大なモンペが並んで白熱の世界。
絣のアロハシャツとモンペで、この夏を涼しく乗り切るぞー。

うなぎの寝床で教えて貰った通りに、うどん屋さんで、噂のゴボ天うどん、物産館で八女茶ソフトを食べて、街並みウロウロ。古い街並みは、私が育った奈良の今井を思い起こすもので、心地よかった。今井はもっと道幅が狭いけど。
























いえー、水上タクシー最高、モンペ最高。快適サマー!
水上タクシーで向かったのが・・・

憧れ続け、はや何年。ついに能古島に、Noconico cafeに、連れて行って貰った。能古島は、あちこちに果実が自生してたり、ちょうど梅が風に揺れて甘い香りをまき散らしたり。おとぎ話かと。そしてnoconico cafe。明日も行きたいくらい、もう大好き。甘夏スムージー美味しかった…

能古島で分けて貰った枇杷を翌朝ホテルでモグモグ。ありがたや。こんなに甘い枇杷、初めて。てか、枇杷が甘いとか、枇杷がジューシーだとか、思ったことなかったかも。かもかも。にこにこ、のこのこ。ほんま、のこにこやな、のこのしま。もぎたてだから美味しいとか、そんなレベルじゃない。



























そして、ここもずっと行ってみたかった糸島。
土井印でもインタビューさせてもらったり、森道市場でお会いしたり、千春さんの運営する糸島シェアハウスにもお邪魔できた。
スペシャルデイだったのか、晩御飯はイノシシのカツ。
この旅の最中に「税金のこと考えなくていい5億円が振り込まれるなら何をするか」という話をし続けてたんだけど、この2人の話が面白くて。何を目指しているのか、大阪で話をきくより、やっぱ行ってしまった方がよーく分かった。真似したいことも持ち帰れた。
こういうクリエイティブな人に会うと、自分に出来ないことにばかり目が行ってしまって萎縮しがちだけど、じゃぁ自分に何が出来るかなってスイッチ切り替えられたら、人間力上がる、ラクに生きていける気がする。
田植えで疲れてるとこ、ありがとうございました。
それにしても、5億円プランの質問は、その人の人生のテーマがみえて良い質問だ。
























糸島ではサンセットカフェにも。全然、私の中で一致していなかったんだけど、あのサンセットフェスは、この糸島で、しかもこのカフェ主催のフェスだって!スタッフの人たちがとても気持ち良いお店でした。だから、きっとイベントも気持ちよくて、ミュージシャンが大好きっていうんだな。
夫婦岩の前でピクニック。裸足で水遊び。水はまだ冷ためで気持ち良い。お伊勢さんも感じたりして、もうクラクラしてしまう。
















いろんな感動が次々と。
旅のお約束、お参りもしっかり。

















福岡市内でも色々連れて行ってもらった。
cerniaの平飼いの白いオムレツ。桃豚の桃。
Heronのダーティチャイは初めての美味しさ。


















旭軒は、小さい餃子の発祥のお店だって。キャベツと一緒に、タレにつけて食べるのがオフィシャル。阪神タイガースファンの大将が追いキャベツサービスとともに教えてくれました。ガオー














今回の旅、楽しい旅になるとは思っていたけど、本当予想外に得るものが多かった。
糸島シェアハウスで久々に「自信ない私」が顔を出して、思い出した感覚、いつか感じたこの感じ。いつだったか忘れたけど、あの時も、ショックで脳が停止した。あの時、解決してなかったから、また同じ感覚に出会ってしまった。その対処法がハッと閃いた。私の大きな弱点が一つ分かった。行ってよかった。


そして、あちこち連れて行ってくれた、友人(って、もう言っていいですよね?)の井口さんと、初めて、車という密室で(笑)たっぷりと喋って、気づきが多くて!本当に、福岡に呼ばれてたんだなって思いました。この数日間っていう時間を、今わたしは持つべきだったんだなって思う。最近の井口さんの研究の話(本当の料理研究家です)、私の仕事のこと、食べ物のこと、恋のこと、「素晴らしい!」って思った話、ドライブしながら砂浜でピクニックしながら、お参りしながら、いろいろいっぱい話して、井口さんの裏表のない丁寧さ、正直さが、居心地よくて、それでいて、根っからの研究家なのでヘンテコで、素敵な人だなぁと思いました。口癖のすてき。

最後の夜、井口さんと井口さんのボーイフレンドが淹れてくれたダーティチャイ(初日の夜に飲んで、あまりに美味しくて!そしたら最後の夜、魔法瓶に入れて持ってきてくれた)を飲みながら、大濠公園の池のほとりで、ぼんやりして、「これ、必要な旅だったんだ」ってしみじみ実感しました。最近なかった時間をたっぷりと福岡で持てました。



しかも、最後の夜、井口さんちに泊めてくれた。井口家の2人が接待してくれました。夜まどろむ2人と、朝から熱心に仕事をする2人。を撮る井口さん。















塩と醤油と。帰りに空港で食べた塩にぎり。








「大阪に来る」=「来阪」と同じで、「福岡に来る」=「来福」っていう。ときめく言葉だなぁ。たくさんのことをいただいた、濃い滞在でした。ほんまに来福でしたがな。メルシー福岡!また必ず。次に福岡に行くときは、太宰府天満宮にお参りしたいです。
そう、「なんか似てる」と行く先々で言われるので、もう「遠い親戚なんです」っていうことにしていいのではないかと冗談言ってたら、最終的に、お父様にまで「なんだか似てるね」とのお言葉を頂戴した、井口さんと私の2人で、さらに血縁を感じてしまうARATAちゃんに会いに、太宰府天満宮にお参りしたいのです。


こちらが、カフェで寛いでいらっしゃる井口さま。そして、かの有名な夜の大濠公園。