神在
ようやく神在月に出雲大社へお参りできました。
国中の神さまが出雲にお集りになる神無月を、出雲では神在月と呼ぶのは有名な話。
その神々をお迎えする「神迎祭」にやっとのことで参加できました。
しかも遷宮の翌年は最高潮らしいです。
新築の宿なので神さまのテンション高めってこと?(またこういうので怒られる、きっと)
とはいえ、とはいえ、とはいえ。
実は、稲佐の浜で執り行われるはずの「神迎神事」が、
激しい風雨のため場所を上宮に変更されたため、一般の私たちは見学できず...。
でも、出雲大社神楽殿での「神迎祭」は、早くから並んだので良い場所で見学することができました。
神楽殿の灯りが消え、神楽が演奏されるおごそかな雰囲気の中、神々が入って来られます。
それはそれは、なんともいえない空気になりました。
緊張感よりも、穏やかな心持ち。まるでお湯につかっているような...。
伊勢神宮で御垣内参拝をさせてもらったときも感じた、神さまが近くいる安心感。
翌日は朝からお参りをして、松江に移動。
出雲大社と合わせて、お参りしたかった神魂神社に。
飾り気がなく、とてもシックで私好みの気持ちがよい神社でした。
2日間、吹雪、晴天、暴風雨まで、とにかくお天気がめまぐるしく変わり、
なんだか、やんごとなき気持ちになりました。
ちゃっかり玉造温泉にも立ち寄れて、
天皇陛下も宿泊されたという玉造温泉保性館の露天風呂でトロトロに。
良いお参り、良い旅でございました。
旅の最中に歯が折れ、帰宅して足の爪がポロリと取れて、
わたしの一部が生まれ変わりました。はい。
後ろ姿もかっこいい本殿。男は黙って背中で語る的な。
神迎祭翌朝、稲佐の浜。暴風。
わりとずっとこんな空。ずっと神々しい。
神魂神社、またお参りしたい。清々しいです。
お土産は渋めのジャケ買いに限る。
そういえば、10月某日は、三輪山に初めて入山できました。
岩倉に対面。ううむと唸りました。
岩の魅力に目覚めたかもしれない...。
神饌田に実った稲穂を刈り取る「抜穂祭」も見学。以上、最近のお参り備忘録でした。