春
今年は、私、えべっさん運がいいようです。
えべっさんが好きだ好きだと言っていたら、
また新たなる「えべっさん」に出会ってしまいました。
1月は十日戎、2月は三輪恵比須神社の初市大祭、
そして3月は、まさかの淡路島!岩屋浦祈祷祈願祭・浜芝居。
淡路島の岩屋に春の訪れを告げる、豊漁・豊作を祈願する浜のお祭りです。
奈良生まれの私は、浜に出るだけで新鮮でワクワク。
まずは、えべっさんと神輿を乗せた漁船の船渡御。
海上に出たえべっさんが、大漁を祈願して鯛を放流したり、
鳴りものにあわせて舞いを舞ったり。
その様子を、ぐるりと囲む船に乗って見学できます。
15隻ほどの船が大漁旗をはためかせて並走する迫力たるや!
お天気もよくて、白い波しぶきがキラキラと気持ちいい...。
そして神社に戻ると、いかなご釘煮や、釜揚げシラスの販売、魚介カレーの振る舞い、などなど。
そりゃぁ境内は大にぎわいです。
ごはんも食べて落ち着くころ、浜芝居が始まりました。
恵比須舞ともいうらしく、えべっさんが鯛をつり上げるお話を唄と舞いで披露されます。
なんともおめでたい浜芝居!
心ほくほく、えべっさんにつられて、みんなえびす顔です。
この江戸時代から続くお祭り、実は一時期開催されなくなっていたそうなんです。
それを去年、漁師さんたちが復活させたんだそうです。
誰が誰の為にとりおこなう祭りごとなのかが、よーく分かって、
有り難くて、本当に暖かくて素敵なお祭りでした。また来年行きたいな。
お土産にと持たせていただいた、釜揚げシラスとイカナゴ釘煮で、淡路島の春どんぶり♪
最高でした。ありがとうございました。