ハワイ〜その４
郵便切手を求めて迷い込んだワイキキ・ヒルトンビレッジ
わたし何やってるんだろうかと、まばゆくて目を落としてしまう
そもそも、圧倒的なものに会いたくてハワイ島に行きたかった。
だから台風は、ある意味、圧倒的な自然の力を見せつけられたことにはなるけど。
なるけど、なるけどなるけどーーー！
わたしは、もともとハードルの多い海外旅行が好きで、迷子になるのも好き。でもそれはある程度時間に余裕があるから出来ることだと思った。トラブルもそこそこ楽しめるんだけど、ハードルとご褒美のバランス具合で、楽しめるんだと思う。今回は、そのバランスが悪すぎて...。ハワイはレインボウステイトと呼ばれるほど虹が見れるらしいけど、ひとつも見れなかったかわりに、イライラ焦る嫌な自分にたくさん会ってしまった。嫌な自分を数えて、帰りの飛行機で泣いてしまった。行きたかったところに全然行けなかったことより、プラスに考えることが出来ない自分が嫌で涙が出た。
英語圏だしハワイだしと油断して行ったので、色々起きて焦ったわけで、不安の原因は私にある。準備不足の自分にも腹が立った。
したいことも見つからず、だからと言って諦めてボンヤリも出来ず、何のためにハワイになんて来ちゃったんだろうって、早く帰りたいって思って、何度も泣きそうになっていたけど、ずっとこらえていた。
まぁ、こうして振り返ってみると、楽しかったなぁと思う。
そういえば、ヒンズー教の寺院でビーガンランチを食べてたら、教徒らしいおじいさんに突然話しかけられた。こっちがどれくらい分かってるかどうかはどうでも良さそう。ベジタリアンのことや、宗教のこと、ヒッピーの話まで熱弁される。
中庭にあった、めちゃくちゃ大きな菩提樹の前でおじいさんが話してくれたこと。
枝が上へ下へ伸びて、枝なのか幹なのか根なのか、もはや分からないほど大きく成長している菩提樹。
人生も上がったり下がったり。あちらへ抜けようとしても複雑。この木をみていつも話しているんだよと。
とても親切にしていただいたので、なぜそんなに親切にしてださるのか聞いてみると、「親切にしているなんて思っていないけど、もし親切だとしたら、君が親切だから親切にされるんだ」ですって。感嘆、絶句。
この旅、ホオポノポノ的には、クリーニングするチャンスをいっぱい貰えたということかと。
リベンジしなくては。冬休みとれるかな。
海外ひとり旅はいい。やっぱり。遭ったことのない自分に会えるから。
マハロ！
