ぶつぶつ日記

ハワイ〜その2

不安と「まさか」の連続だった旅。

カイルアコナでは散歩しかしていないわけですが、ハワイ島では、実は行ってみたいところ、やってみたいことが、山のようにあるんです。だから、どうせまたゆっくり時間をとって来なくちゃいけないなと思っていたので、まぁいいや。仕方ない。

天気も良かったし散歩。暑いのに湿気がなくて過ごしやすく、人もそんなにいないし、日本人もいない。これはこれで良い滞在だったかもしれない。ホノルルに留学中の友達に会うため、ホテルをチェックアウトして空港へ。



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空港...


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搭乗ゲート...垣根...






また不安がやってくるわけです。

なんと、航空会社がシステムダウン!理由はわかりません!
だって英語わからんもん。システムダウンだけ聞き取れた。


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不安を煽る、手書きの搭乗券。




30~40人くらいの乗客を前に、搭乗手続きの女性スタッフが「私にはどうにも出来ないのよ。システムダウンしちゃったの。出来ることは、考えないこと!」みたいなことを言う。
乗客いっせいに大きなため息。
なんて言ってるのか分からないけど、分かったところで待つしかない。だけど分からずに闇雲に待つっていうのは不安が膨張しつづける。「LOST」が脳裏をよぎる。なんでそんなこと思い浮かべてしまったのか、自分のアホ!
小さなカフェレストが1つしかない、この屋外の搭乗ロビーで、ただただボーッと待つ。ジュースを飲みながら、私の海外旅行の恒例「自分への手紙」を書く。紙に不安をぶつける。予定時刻を過ぎ、日が暮れて来た。綺麗~ってみんな夕日の写真を撮り始める。今日飛べなかったらどうしよう。英語わかんないのに。なるようになるし、死ぬときは死ぬ。



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ロビー。屋外だけど空気がカラリとしているので屋根があるだけで涼しい。


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垣根越しのサンセット(よその会社の飛行機)




不安が最高潮になってきたころ、さっきの女性スタッフが搭乗ゲートのマイクで何か言ったら、立ち上がった乗客から軽い歓声が。お!乗れるの?並びはじめた。乗れるのね!ゲートをくぐるときに、スタッフと全員ハイタッチ。ハイタッチ?なんなんだ。この人たちは!日本だと絶対ないよなぁ。申し訳ありません...とひたすら謝るやろうなぁ。びっくりしたけど、こっちのほうが疲れが飛んでいいかも。
全員乗り込んだら、さっきの女性スタッフが飛行機に乗り込んで来て「やったわ、出発よ!イエーイ!」みたいなことを多分言って、乗客からも大歓声 with 口笛ヒューヒュー。なんなの、これ!笑ける。彼女はスキップして去っていきました。カルチャーショック。



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全員とハイタッチした女性スタッフさん。キュート。


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連帯感。脳裏に浮かんだ「LOST」が不安に拍車をかける。


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最後に乗り込む自分の影を見る。最期かもしれないとか思っている。



これは日本では、なかなかないよなぁ。なんか、みんなチャーミングだな。

他にも、フムフムヌクヌクアプアアの絵はがきをレジに持っていったら「オー!フムフムヌクヌクアプアア♪」て歌いだされたり、バスを待っていたら通りすがりの人に「ワーオ、ユアシューズイズソーキュート」て褒められたり、ハワイの人って、なんであんなにオープンなんだろう。友達は、信号待ちでジョガーにヘアゴムを褒められたことがあるらしい。日本だと警戒されるよなぁと思うようなことがいっぱいあった。普段から褒められ下手の私だけど、なんか嬉しかったな。





「LOST」は心配過剰としても、まだ何か起きるんじゃないかと、ロストバゲッジとか...と思ってしまうほど不安になりつつも、ワイキキの友達と無事合流。24時間営業の老舗ダイナーに連れて行ってもらって、巨大なロコモコをシェア。
ホッとしつつも、早くも最終日である翌日の予定を考えられないくらい疲れてました。
ぐっすり。


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まさかの丼鉢で出て来た。



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