とこわか
知り合いの神主さんに連れられて、伊勢神宮にお参りにいってきました。
初めての正式参拝。御垣内参拝と言うそうです。
正宮の垣根の内側に入って参拝させていただくわけです。
ご縁あって、こんなわたしが...！有り難い！
なんだかね、時間が止まっているような不思議な空間でしたよ。
ただ、緊張するかなぁと思っていたんですけど、
思いのほか、安らいだ気持ちでお参りできました。
神さまっている。しかもとても近くにいる。そんな感じがしました。
近くて遠い世界です。うーん、深い。
内宮、外宮、別宮と、どういう神様なのか、
「要するに〜」の先の噛み砕いた説明をききながら、ゆっくり参拝。
朝5:30にホテルロビー集合からの夕方まで、一日かけてぐるりと、
今まで行ったことのなかった、少し離れた別宮・伊雑宮にも。
途中、おいしいモノも食べながら。
その神主さんが御世話になっているという先輩神主さんにも、お話を伺って。
ゆるんだり引き締まったり、本当に良い参拝が出来ました。感謝！
では。今回の旅の、おいしいもの〜。
旅すると、その土地のモノを食べたいです。
前乗りした夜には、宇治山田の老舗の割烹大喜さんで
「てこね寿司」と「サメのたれ」を頂きました。
サメのたれって何〜？初耳。
サメの肉を天日干しした干物のことで、あぶってレモンを絞って頂きました。
古くからこの地方では食べられていて、伊勢神宮の重要なお供え物なんですって。
さて、ひとつ覚えた言葉「常若（とこわか）」。
神道では「常若」＝常に新しく清々しくあることが良いとされるそうです。
連綿と守り続けるものと、新しく生まれ変わるもの。古くて新しい。
うーん。難しい。
私は、特別な信仰を持っていませんが、
それでも何か、はは〜んと感じるところがありました。
ここのところ、毎日新しい私であれたらいいのに、ゼロの状態でいたいなって、
ずっと思ってまして。
執着もトラウマも思い込みも先入観もない、私になりたいなぁと。
「常若」と「ゼロの状態」難しいことだけど、ふむふむ、きらーん。
私なりの解釈なので、なんともいえませんが。きらーん、でした。
（熱心に勉強されている方、ごめんなさい。）
遷宮の年で、にぎわっているお伊勢さん。
神主さんたちから、ひしひしと感じたんですが、
決まり事も大事だけど、何より「観光ではなく参拝」という心持ちが大切なのね。
オススメは、一泊して早朝の内宮にお参りすること。
朝5時台の神宮、すごく気持ちよかったです。
紙袋がモロモロになるほど、しっとりした爽やかな朝の空気。
五十鈴川の水も冷たくて気持ちいい。真っさらな気持ちでお参りをどうぞー。
神宮境内の、あの木々に囲まれた空気は、
まさに「古くて新しい」という雰囲気で気持ちよいです。
ほんと偶然なんですが、今週のBEAT EXPOは、
ダフトパンク「ゲットラッキー」にちなんで、
「近鉄電車：伊勢の神宮おかげ参りご朱印巡りきっぷ」を毎日プレゼントします。奇遇。
（プレゼントに宿泊は含まれていませんが、ぜひ各自でプラスしてください）
みなさま、どうぞ良いお参りを！
