うたたねシアター

「SCRAP HEAVEN」(2005/10/20 テーマ:CRAZY)

本当に申し訳ないと思っているという事と、まったく悪気もないのだと明記したうえで。えー正直な話、現在わたくし久しぶりに熱など出しまして床に伏しております。なんと、何かを考えようとするとアタマが痛み吐き気もするのです。これは初めての経験でしてかなり動揺してます。だってすでにこの原稿の締め切りを過ぎているんですもの。本当にごめんなさい。しなきゃいけない事いっぱいあるし、現状打破のためにしたい事も考えなきゃいけない事もいっぱいあるし、時間ないのに。熱なんで下さがらんのかしらん。あ〜いっそ全部やめちゃったらあたしの人生どーなるんかなー。いやいや「あたし」自体をやめちゃったら楽かな。風邪ごときでたいそうな!と怒られるかもしれないけど、幸せそうに見える人ほど鬱蒼とした想い・爆弾の火種を持っているものだったりするのですよ。ちょうど見たばかりの「SCRAP HEAVEN」も、かなり切れたキャラのオダギリジョーと、デスクワークに不満がはち切れそうな警察役の加瀬亮が、うっぷん晴らしにちょっとしたイタズラをする話です。ですが、だんだん過激になってきて、気づいた時にはもう後戻りできないところまで来てしまっているのです。まぁしかしオダギリジョーのキレっぷりには、まいっちゃいますね。かなり危ない。わざとらしくも感じるんですけど、あの人普段からあぁいうオーラが少なからずあるらしいですよね。ずいぶん前に、ある映画の取材の時に派手なバスローブで現れたらしいです。しかも風呂上がりとか衣装とかそんなんじゃなく、単純に普段着らしい!飛んでます。とはいえ、普通の人を演じさせると抜群の加瀬くんのほうが、実は役柄上も実際も、危険でクセがあるんじゃないかな〜なんて思ったりするわけです。この映画、やはり主役は普通の人の加瀬君で、最後は・・・。エンディングを「救われた」と思うか否か、人それぞれでしょうけど、その判断で貴方のクレイジ−度が計れるのでは?