ぶつぶつ日記

こまきっぷ、初めての網走(後編)




そんな(前編を参照)歴史を感じながら眺める、網走の景色は、本当に素晴らしかったです。流氷のない季節にどうなんだろうって思っていたんだけど、素晴らしかった。1人なのに、しょっちゅう、声が出た。「え〜〜〜〜すごい!」とか「うわ〜〜〜」とか「うそでしょう〜〜〜?」アホみたいな言葉ばっかり。









展望台でこんなに感激したのは初めて!「名勝天都山展望台」!
オホーツク流氷館の3Fにあり、なんと入場料無料。天都山は標高207m、国の文化財「名勝」に指定されています。まさに天の都にいるかのような美しい眺め!1人で来たのに声が出ました。360度パノラマ!オホーツク海を挟んで知床半島、その向こうには国後島があるのかと!逆側には網走湖や、能取湖、能取岬!嘘でしょう?って思うようなブルーのグラデーション。同じ景色は絶対見れないんだって!いつも違うんだって!夕日も朝日も綺麗なんだろうなあ!紫かな?オレンジかな?毎日来たんだけど、確かに違うブルーでした…。1Fで流氷ソフトを買っていくも、思いがけず強い風で溶ける!でも美味しい!塩キャラメル味です。

2Fにはカフェ「360」があります。噂通り美味しい!地元の美味しいものを食べられるカフェ。都会のカフェ飯では考えられない驚きのメニュー!お値段に納得。知床エゾシカのロースト丼。生肉が苦手なので恐る恐るだったんですが、鹿のイメージが変わる臭みのない美味しいお肉!長芋をかけて山葵を乗っけて!



このお皿が素敵だったんですが、網走刑務所で受刑者が作っている「氷裂焼」の器でした。流氷が割れるイメージなんですって。網走だからこその、なんだかとても意味深い、良い品物だと感じたので、重いけど!割れないか不安だけど!連れて帰ることにしました。

ちなみに流氷館では流氷を触れます。寒かった。





そして夢のようだって言われて、ほんまかなと思いつつ行った「小清水原生花園」。

ほんまに夢のよう。野生の花って、なんだか違う。こんなに違うのか。一面、ちょうどユリが咲き乱れていました。丘の向こうは砂浜でオホーツク海。遠くに知床半島。間違いなく、冬は凍って真っ白で、きっと聞いたことのないような音を海が立てている。だけど今は短い夏が始まったばかり。こんな鮮やかな色の野生の花が咲き乱れていて、おとぎ話みたいだよね。
















ほとんど列車が来ない単線の駅のホームでは、今がシーズンという苺のジュースを。海と逆側の線路と道路を渡ったら濤沸湖。野生の馬の家族(多分)がいたよ。白い木造の遊歩道と、花の紫のコントラストが綺麗!なんかに騙されてたんじゃないかなって、帰って来た今思う。私にだけ見せられた幻覚なんじゃないかって。泣きたい。




しかも入園料いらないなんて。どうなってるの。受付のおばちゃんのお手製のパンフが10円っていうので迷わず購入。しばし歓談。ほころぶ。豪華ではないけど、微笑ましい華やかさが、とても心地いい愛らしい花園でした。







能取岬には、夕日を捕まえに行きました。






車を振り返ると初めての!!!!「キツネ〜!」って呼んだけど無視されました。猫が猫背なのと同じで、キツネはキツネ目でした。あと足が細い。









そして、これは絶対日の出を見るべきだなと思ったので、早朝3時すぎに再び!遠くから空が紫になり始めているのが分かって大興奮。一気に目が覚めました。カメラでは切り取れない、見たこともないグラデーション。雲の凸凹が変な色に染められてた。天都山からも見てみたかったなぁ!














おまけ的に、、、







こちらは「道の駅 流氷街道網走」で食べたお昼ご飯。食堂に入るほどお腹が空いていなかったので、売店で鮭の「ザンギドッグ(バーガーだっけ?名前失念)」と「ひがしもことノンホモ牛乳」。おやつも。シナモン風味の「モヨロいも」が美味しかった。観光案内所もあって、バスの1dayパスや2dayパスが買えます。レンタサイクルも。もちろんお土産が揃ってます。道の駅限定「リスの森」とのコラボソフトクリームがありましたが、足を伸ばして、お店の方に行ってみました。ダブルにしたんだけど、我慢せずトリプルにすればよかった〜〜。おいしかったなぁ。そしてやっぱり道の駅でコラボのやつも食べたらよかったなぁとか。







旅の定番、お参りは、森の中にある「網走神社」と、海辺の「網走三吉神社」に。網走神社の参道は砂利ではなく貝殻でした。










最後!おきまりの!こまきっぷ土産〜♪












私、絶対にまた網走に行くと思います。もちろん夏にも、そして真冬のオホーツクも経験してみたい。北方民族博物館には、もっとゆっくり滞在したい!
全く知らなかったことを知って、勝手に親近感を持ったり、知らなかった自分にもたくさん出会ったり、本当に刺激的でした。私の中の新しい窓が開いた気がした。これから出会ういろんなことに、今までの自分にはなかった新しいアンテナで色々感じていけると思う。大げさではなく、ターニングポイントとなる旅でした。行ってよかった。

声をかけてくださったpeachの皆さん、ありがとうございました。そう、実はpeachの旅人として起用してもらい、今回の一人旅が実現しました。好き勝手なルートを組んで、自由に旅させてもらえて、ラッキーでした。いろいろ撮影などもしなくてはならなくて、大変といえば大変だったんだけど、すごく楽しかったです!良ければ、peachのサイトも見てみてくださいね。他の旅人の皆さんが行ったところも楽しそう。また何度でも、ひがし北海道行きたい!