ぶつぶつ日記

背中

見送りに出た母が家に戻り、玄関の扉を閉めるのを、確認してから歩き出した。
いつもは私が角を曲がるまで見てくれていたんだろうが。
昨日と今日は私が見とどけた。
 
 
最近、地下鉄の窓に映った自分の手が、老人のようで、ドキリとした。
老人は言い過ぎかもしれないけれど、
若さを感じない手だった。
日焼けして透明感もないのに、手の甲の血管が浮き上がってよく見えた。
ドキッとしてギクッとした。ショックだった。
だけど、歳を重ねてゆくということは、それは残念なことではなく、
きっと、あたりまえのことで、喜ばしいことなのかもしれない。
  
ずっと欲しかった、あたりまえの出来事。
みんなに順番に起きていることが、わたしにもちゃんと起きた。
喜ばしいことだ。
 
 
良い事だけじゃない。
自分に原因があるわけでもなく、避ける事ができない大変なこと。
全部まとめて引き受けるということ。
理屈じゃないんだよね。
気づいたら大人になってしまっていたんだ。
 
 
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そんなわけで、唐突にお知らせ関係。
日記を更新していない間にも、「ドイター通信」を更新していたのですが、
たぶん誰も見ていないと思うので、あらためまして。

1、「flicka」という新しい雑誌で「妄想ダイアリィ」というコラムを書きました。
なんと表紙にまで名前を載せていただいてます。ありがたや。

2、「丸一株式会社」さんのサンテレビで流れる用のTVCMでナレーションさせてもらいました。

3、ジョン・Bさんとの番組「eo Kansai Music Traveler」が「JOHN・B ROOM」に、昨日5/18リニューアル!
内容もりだくさんになりました。がんばりますので、末永くよろしくおねがいします。


顔がとってもかゆいけど、明日も、がんばろ。
 
 

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