想う壺音泉アフター
ご来場いただいたみなさん
出演してくださったみなさん
運営してくださったみなさん
応援してくださったみなさん
ほんとにほんとに
みなさんありがとうございました。
「乍東十四雄」にメンバーが増えていました！その女子がピアノを弾いたり、鉄琴＆トイ楽器で彩りを添えていて良かったです。で、どうでもいい情報でしょうが、このピアノを弾く女子がまた佇まいが非常に乍東十四雄的な女子で、私と同じメーカーの同じ型番の同じ色のメガネでお互いに驚き大笑いしました。なんとなく雨で凹んでいた気持ちを「DOES」でピリっとシャキッとさせられました。そうだ！始まっているのだ！雨もしたたるなんとかと言いますが、本当にDOESは「しっとり」ではない独特の色気があってかっこいい。斬られた！「PERIDOTS」は実は本当に久しぶりに見るので、楽しみだったのですが、私が覚えていたあいまいな記憶以上に素晴らしい歌で、また泣きそうになりました。霧雨の中、都会の片隅の森に集まってきて、白シャツから湧き出るあの歌声とピアノの音色をきいて、なんか夢をみてるみたいな時間でした。前回の野外壺の発掘枠だった「おとぎ話」は２年ぶりの野音。シャボン玉を吹いている親子をステージにあげたり、ほんわかしてもダラケなくて、ひとまわり成長したところをみせつけられました。そして「大槻ケンヂ・アンプラグド・セッション」。オーケンさんって、ほんと何をやってもアリになるというか、何かを超越してる。何をかはわかりません。アコースティックで「踊る！ダメ人間」が聴けるとは思ってませんでした。そして、「カジヒデキ」さん。夜中の深夜音泉での裏話的なお喋りも含め、カジさんもオーケンさんと同じで、もはや「カジヒデキ」っていうジャンルですよね。すごいサービス精神です。演じてるのか、素なのか、どっちにしても凄い。「Theピーズ」。貫禄。わたし「生きのばし」が実は好きでして、ピーズのライブをみると、やっぱりタマラン気持ちになるのです。自分にも世間にも苛立ちを感じて悔しくなる（そして、すぐあきらめる）。正直いって、まさか出てもらえると思っていなかったのです。最後は「アナログフィッシュ」。キーボードを交えてのライブがどんどんいい感じになってますよね？お願いしていた「無力のマーチ」もやってくれて嬉しかったし、「Sayonara90's」ってやっぱり名曲だと思った。私と同世代のバンドって、気づけばとても少なくなってきていて、この歳ならではの気持ちとか悩みとか代弁してくれるアーティストがあまりいないのです。アナログって（ま、少し年下だけど）、今の時代に生きる、この世代の心模様をきれいごとにならず、腐らず、表現してくれていて、もっとたくさんの人に届いてほしいバンドの一つなのです。佐々木くんは夜中もおつきあい頂いて、「佐々木健太郎ってのは」というのを、弾き語りとDJで見せつけてくれました。ダンスに大笑いさせていただきました。
もう、本当にみなさん、ありがとうございました。
あいにくのお天気で、みんなが「誰のせいだ〜？」みたいな話をしてたんですけど
雨のおかげで、そういうやりとりをできたので、それでよかったことにしようと思います。
そんなことより、お天気に惑わされない出演者のみなさんのプロ然とした姿と、最後まで残ってライブを楽しんで下さっていたお客さんに、本当に頭があがりません。感謝です。
やっぱり何かで恩返しがしたいのですが、どうしたらいいのか分からないので、色々つらくとも苦しくとも、陰口をたたかれようが、後ろ指をさされようが、とにかくもう少しDJ業を続けようと思います。
うきうきしている感じと、動揺している感じと、緊張感とで、ずっとフワフワしていて、
気配りの行き届かなかったところもあっただろうと思います。
いまさら、ちょいちょい思い出す事があって、やれやれ...です。
これは、超個人的なことなのだけど、なぜアナログにトリをお願いしたか、その理由のひとつとして、気づけば１０年やってんでしょ？の喝です。私も気づけばもう８年ほど８０２にいて、お互いいつまでもペーペーではいられないってことです。いつまでも若手でいたかったけど、そうも言ってられなくて、何かを課せられることも出てくるわけで。課せられるということも大事なわけで。きっとアナログは気持ちの良いトリをちゃんと飾ってくれると信じていたので、それを見て、自分にも喝をいれようと。見ながら勝手に喝入れられる人もいるんじゃないかと。
８０２も、音楽業界も、世の中も、とてもちっちゃな私の周りの輪も、とにかく色んなことが起きていて、心が乱れることばかりなのだけど、自分がどんなラジオでありたいのか、それをあらためて考える、今日この頃です。
そばにいたいです。心のそばに置いてください。
