うたたねシアター

「マリー・アントワネット」(2007/02/20 テーマ:TRIP)

あぁ、憧れのフランス...!海外未経験の私が勇気をふりしぼって、一人フランスへ唐突に旅にでたのは去年の今頃。なんであの時、ベルサイユ宮殿行かなかったのか...くやまれる!
ソフィア・コッポラ監督「マリー・アントワネット」は3ヶ月ベルサイユ宮殿で本格ロケしたらしい。しかも立ち入り禁止になっているところでも撮影の許可がおりたというからすごい。実際その人が生きていたところでその人を演じるってどんな感じなんだろう。よくあるお岩さんの撮影中に事故が...的なトラブルなかったのかしら?この映画だと、もしマリーアントワネットの幽霊が出てきても、うらめしや〜じゃないだろうなぁ、きっとソフィアコッポラにお礼を言うんじゃないかなぁ。というのが、いわゆる歴史映画では全くないから。そうか、マリーアントワネットってこんなに若かったんだし、大変でしたなぁ〜と気持ちが寄り添ってしまうほど、ひとりの女子の話として描かれているんです。ソフィアコッポラってすごいセンスいいなぁって思うのは、私たち21世紀の女子が感情移入できやすいような、音楽と色の使い方をしてるってとこ!時代劇だけど時代劇じゃない!(蜷川実花監督「さくらん」も同じく。)私たちが欲しかったのは絵が忠実かどうかじゃないのですよ。コレコレ。気持ちを忠実に感じ取りたかった。授業でちょっとでも想像するヒントとか与えてくれてたら、どんなに私は世界史に興味を持ったでしょうかね。もうちょっと点数とれたやろな。話がずれましたが、とにかく刺激を受けっぱなし。ひとことでいうと、かわいいの。素敵なの。ガーリーなの。キャンディカラーでロックでポップ!
あぁ、やっぱりフランスもう1回行こう。今度はベルサイユ宮殿に行って、宮殿から歩いて30分もかかるらしい庭園のはずれトリアノンにも行こう。うん、そうだ。思い入れが出来てから行くべきよね。でないと、ただの観光になっちゃうもんね。