旅の記憶

=== フランス日記4〜mignon!(2006/2/18)

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mignon!
「かわいい!」




パリは全てがきれいで可愛くて
なかなか写真を撮ろうという気持ちが起きなかった。
日本に居ると
カメラを向ける先には必ず特別なものがあって
パリではいつもなら素敵と思いそうな対象物が
全く特別な存在じゃないのです。




古い建物も
近代建築も
最近できたであろう建物も
ポスターも
看板も
石畳も
標識も
信号も
男の子も
女の子も
おじさんも
おばさんも
ぜんぶ素敵。
なんてったって
ポストが黄色に青のロゴなんだから。
なんだこれ。
mignon!


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でもね
うわーっと盛り上がる感じではなく
とても居心地がよかった。
好きな家具を集めた部屋にいるかんじ。


やってることも日本にいるときと同じで
ずーっと散歩。
行きたいところにメトロで行き
そのまわりをぶらぶら。
気になった路地にはズンズン入る。
気づけばぜんぜんどこにいるのか分からない。
でも平気。
だってどこにいたって
結局はどこにいるのか分からないのだもの。


そう、自分で決めたルール。
絶対にガイドブックを持って出ないってこと。
行きたい美術館などを前の晩にガイドブックで決めて
最寄り駅と住所をノートにメモする。
あとは地図を片手に出かける。
その日に良く見て気になった単語は
夜、海外旅行会話本の裏についている簡単な単語集で調べる。
あぁ、これが言えたらって思った文章も
ノートにメモする。
日記を書いて、その日に使ったメトロチケットや
ミュゼのチケット、スーパーのレシート類も一緒に
封筒にいれて次の日の朝、大阪の自分宛に投函。
(ちょうど帰国したら1通目がポストに入ってた!)






すごく積極的な迷子です。
何度もフランス人に呼び止められて
道を尋ねられた(のだと思う)けど
実際まさにその瞬間わたしが迷子なわけで!






歩いた!歩いた!
通りの名前のプレートから地図をひくと
必ず何駅も離れたところだった。
場所を確認したら進路をだいたい決めてまたウロウロ。
必ず思った通りには歩けない。道路がまっすぐじゃないのです。
迷子への道、まっしぐら。
でも平気〜。


パンを買って食べながら
一日中歩いてました。